鳥喰ひよこのメモ帳

自我復元、宇宙全史、ひらめき、その他。

自我復元の記録(D)~(G)

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自我復元の記録(A)~(C) - 鳥喰ひよこのメモ帳

 

おことわり:

こちらの記事における見解は、あくまでもわたし個人のものです。当記事で言及した皆さんの見解については、わたしの解釈によるものでそれらの内容について何ら保証がありません。もし必要な場合は、ご自身で調査されることをおすすめします。

 

この記事は、オリジナルの自我復元法のみで実践していくという方を対象とはしておらず、こちらで紹介した自我復元はおもに、「世界平和の祈り」などを活用する手法にのっとって実施されました。

 

真言や祈りなど一言一句誤りなくお伝えしたい文言は、なるべく画像ファイルを埋め込んで表示しています。

 

目次

 


 

(D)

2020年11月27日~2020年12月25日まで

 

【自我率判定の経過を見る(D)】

 

(D)の期間では、最初の2週間だけ前回の記事の「瞳のクレンジング」を実践してトラウマ対処を中断しています(12月13日で一時中断、(E)の12月26日から再開しています)。その理由は、「瞳のクレンジング」を行っていても左目、右目の視点を左回り、右回りと移動させる際に生じていた、視界や胸のあたりの違和感があまりなくなっていたためです。ここである程度、対トラウマの処理は進んだと判断し一時中断しています。ですが、この中断は自我率判定の数値変化に現れました(表2-5参照)。「月闇式」は、そのまま数値の上昇がみられましたが、「崩残式」の数値の伸びにペースダウンが見られました。(C)から(D)の上昇値は、月闇式が 3.9 %で、崩残式が 0.9 %です

 

表2-5 自我率判定の記録(期間別)(C)~(D)

 

【オリジナルの自我復元法から「世界平和の祈り」へ移行】

 

この(D)の期間よりEO氏の提唱したオリジナルの自我復元法を中断しています。これについては、金井さんから下記のような助言がありました(下のメール引用部分を参照)。オリジナルの自我復元は省略することができるかもしれない、というものです。EO氏の提案していた手法を選択肢から外すということは、ひとによっては判断にまよってしまう部分でしょう。

 

わたしの場合は、『分割自我復元理論』で自我復元に触れたのがまだごく最近なので、オリジナルの自我復元を外すこと自体にはそれほどためらいはありませんでした。外してうまくいくかいかないかは、試してみればわかることですから。また、わたし自身は朝がとても苦手なので、オリジナルの自我復元法の起床時におこなう回収作業については負担に感じていた部分もありました。という訳で、もしうまくいかないようならもとの手順に戻せばよいと考えて、オリジナルの自我復元法を外してみることにしました。

 

結果については、自我率の上昇ペースに特に気になる点は見られなかったので、オリジナルの自我復元法はこのまま切り離してしまって問題ないと判断しました。よって、これ以降の基幹となる自我復元の実践手法は「世界平和の祈り」に移行しています。

 

> オリジナルの EO 氏による方法も毎日行いますが、特にビジョンが

> 見えるなどないまま続けています。こういった力は、わたしはまったく

> ないのは自覚しているのでそんなに気にしてはいませんが…。

 

↑やらなくてもいいかも(キネシ調べ)。

2020年11月28日付け 金井さんからの返信メールより引用

 

【脱思考没入】

 

たまに「平和」で「おだやか」であり、「安心感」をともなう意識状態に移ることがあります。それは思考が司令官の立場から一時的に退いたような状態です。司令官の立場には、思考とは別のものがついていて、思考はそれにしたがう従者のようになります。思考は一応ありますが、荒波のようなものはひっそりと静まりかえっています。また、存在が「安定」しているような感じがします。わたしは、それを「脱思考没入」と呼んでいます。それに対し、普段の大半の意識状態は「不安定」であり何となく落ち着かなく周りのことにふりまわされる「いつもの」自分である感じがします。

 

上に述べたような意識状態の移りかわりが、この3年くらいたまにありました。この(D)の期間に記した記録によると、「脱思考没入」に移行する頻度が増しています。交代する頻度は、半日~1,2日程度でしょうか。どのタイミングで切り替わっているのかよくわかりませんし、自分で意識状態の入れ替わりをコントロールできる感じでもありません。「脱思考没入」は、就寝のタイミングでリセットされますが、翌日起床後も継続していることがあります。ただ、何日も続いていることはあまりないようです。「脱思考没入」は、それほど的を射た表現だとは感じていません。というのは、なかなか言葉で表現しづらい部分があるためです。

 

これは、おそらく自我復元よりむしろ「ユースティルネス」やその他の日常のひらめきに耳を傾ける部分にかかわっているのだと思いますが、この期間の目立った変化のひとつであったので、こちらに記しました。

 


 

(E)

2020年12月26日~2021年1月25日まで

 

【新しいトラウマ対処法の追加(E)】

 

トラウマ対策として、バタフライハグ、EFTタッピング、「潜在意識との対話」、Self Administered EMDR など特定のトラウマ体験や心の傷にフォーカスしながら実践する処理の試みを開始しました。

 

(C)で紹介した「瞳のクレンジング」「エムレム療法」は、特定のトラウマ体験やストーリーを思い出さずとも実践可能な手法でした。特に「エムレム療法」については、「嫌な体験」を思い出さずに効果が上げられるというのがその魅力でした。(ひとによっては、「嫌な体験」を思い出すことがひどくストレスで困難な場合があります。)

 

それに対して、トラウマ体験や心の傷にともなって起こる身体感覚を扱いながら実践する手法があります。(E)の期間からとりくんだバタフライハグ、EFTタッピング、「潜在意識との対話」、Self Administered EMDR 、などがそれにあたります。次の項目から新しくとりくみはじめた対トラウマ手法について紹介します。

 

【バタフライ・ハグ】

 

トラウマにともなう身体反応は、不快な感覚をともなうことが多いようです。わたしの場合は胸のあたりが圧迫されたように感じ、落ち着かない感覚にとらわれたりや居心地のわるさをおぼえたりします。バタフライ・ハグはそのような不快な身体感覚が消えていくまで、簡単な動作をゆっくりと繰り返します。左手と右手の両手のひらを胸の前で蝶のかたちに交差させて、左右の手で交互に胸の上を「トントン」とやさしくたたいていきます。これを効果の感じるまで行います。対トラウマの心理療法EMDR がありますが、バタフライ・ハグは、それから派生した技法のようです。

 

わたしは両手を使わずに、片手の親指とそれ以外の指(人差し指・中指・薬指・小指)だけで胸の上を「トントン」としていました。片手だけなら人目を気にせず、どのシチュエーションでも気軽に実践できるからです。こちらの方法は、数ヶ月は試してみてある程度の効果は感じています。現在はより自分にあっていて、効果の感じられる手法が見つけられているので、そちらをメインに実践しています。

 

The Butterfly Hug - © TYF Support Group(自動翻訳による字幕あり)

https://www.youtube.com/watch?v=iGGJrqscvtU

数分でトラウマを解放する バタフライハグのやり方 - © 和矢のセラピーチャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=9WqQVO_Cj2U

 

【EFTタッピング】

 

EFTタッピングは主にとりくんでいた手法という訳ではないので、あくまで概要の分かる範囲にとどめます(フレーズについての説明は割愛しています)。この手法は、十数箇所ある身体のツボを特定のフレーズを唱えながら順番に刺激していく方法です。目の周りや口の周り、両手の指、鎖骨のした、脇のしたなどを順番に刺激していきます。ツボの箇所は、『タッピング入門 シンプルになった<TFT&EFT>』のイラストがとても見やすいのでこちらを引用させていただきました。実践手順は下記の動画で簡潔に分かりやすく述べられています。ツボの場所はたくさんある訳ではないので、何度か試しているうちにすぐ覚えてしまうと思います。

 

図4-1 顔のツボ 出典:『タッピング入門 シンプルになった<TFT&EFT>』p.34-35

図4-2 手のツボ 出典:『タッピング入門 シンプルになった<TFT&EFT>』p.36-37

図4-3 上半身のツボ 出典:『タッピング入門 シンプルになった<TFT&EFT>』p.38-39

 

EFTのやり方(EFTトレーナーがやり方、タッピングポイントを分かりやすく丁寧に解説・日本語) - © 西川佳宏さん

https://www.youtube.com/watch?v=P4N6PxTK0e8

 

わたしの場合は、フレーズなしで何ヶ月か試していました。もともとフレーズを唱える必要があるものなのでわたしのケースは参考にならないかもしれません。実際に試してみて、「恐怖」や「怒り」などの感情にとりくむには、「鎖骨スポット」がもっともよい感じがしました。次におすすめしたいのは、「目の下スポット」、「口ひげスポット」、「あごスポット」、「わきのしたスポット」です。現在はより自分にあっている対トラウマの手法に移行しているので、そちらをメインに活用しています。EFTタッピングを試していた頻度は、バタフライ・ハグよりいくらか少なめです。

 

出典:ロベルタ・テムズ 浅田仁子訳『タッピング入門 シンプルになった<TFT&EFT>』,(2009年 春秋社), p34-35, p36-37, p38-39

 

【潜在意識との対話】

 

これは、下記の AmazonKindle 本、『潜在意識を書きかえる具体的な方法と仕組み: 過去~現在の感情解放編』にのっとった手法です。こちらの本で紹介された手法では、自分自身に寄り添うことによって感情の解放を試みていきます。その他の手法と区別するため、この本で紹介された手法をまとめて「潜在意識との対話」と呼ぶことにします。決して急がず、内面にゆっくりと耳を傾け、また語りかけて共感することにより安心感が得られ感情が開放されていきます。また、自分をじっくりとねぎらうことによって、思考と感情を統合していきます。

 

(注 下記の本は、現在入手ができなくなっています。)

 

SEA FOREST『潜在意識を書きかえる具体的な方法と仕組み: 過去~現在の感情解放編』( 2020 年 Kindle 版 入手不可)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0842SJ47K/

 

いわゆるインナーチャイルド療法に近い手法だと言えますが、それよりは馴染みやすく親しみやすい手法のように感じられます。この手法は、普段から自分の内面の声を軽んじて、蓋をしてしまいがちであったり、習慣的に頑張りすぎてしまったりする方にはおすすめなメソッドです。

 

「大事なのは、心と頭の融合です。心の声を、頭で聞いてあげる、つまり心と頭の会話が大切となります。」SEA FOREST『潜在意識を書きかえる具体的な方法と仕組み: 過去~現在の感情解放編』( 2020 年 Kindle 版 no.550)

 

本書の核となるメソッドは、過去の感情を解放する「潜在意識を書きかえる感情の解放ワーク」と「ねぎらいのワーク」のふたつです。前者は、同じシチュエーションに出会うたびに再生されてしまう過去の感情を解放する手順を紹介しています。後者は、日々実践する自分自身をねぎらうワークを提案しています。

 

===「潜在意識を書きかえる感情の解放ワーク」===

 

過去の自分自身の気持ちに時間をかけて寄り添い共感して感情をじっくりあじわいます。「ほんとうにたいへんだったね」、「つらかったね」、「つらい思いをさせてごめんね」、「怖かったね」、「偉かったね」、「みんなに分かってもらいたかったね」などの声かけをしていきます。

 

湧きでた感情は自分自身の信念と相反するものである場合があります。信念には、例えば「○○でなければならない」「〇〇であるものだ」などがあります。そんなときこそ、そういった信念(思い込み)から距離を置いてやさしく「心の声」に耳を傾けます。出てきた気持ちを否定せずに肯定し受け容れます。

 

自分自身に声を掛けながら心があたたかくなってくるまで行います。また、似たような過去のできごとをふりかえって同じように繰り返していきます。そしてさいごに、自分の本当にしたかったこと、なりたかった自分をイメージのなかで叶えてあげます。

 

===「ねぎらいのワーク」===

 

自分自身のしてきた努力についてねぎらっていきます。

 

①頑張って来た過去を思い出します。

②頑張って来た自分にねぎらいの言葉をかけます。

③目を開けます。

(同書 no.1351-1391  「ねぎらいのワーク」実践項目のみ引用)

 

たとえば、「おつかれさま」「ひとりなのによく頑張ったね」「つらい思いをさせてごめんね」「今日も一日ありがとう」「一日たいへんだったね」などの声かけをしていきます。

 

===「自分を正当に評価し、認めるための方法とワーク」 ===

 

★自分と物を丁寧に扱う」

「大切な物を扱うように、自分や物を扱いましょう。」

★セルフマッサージをする」

(同書 no.1320-1342 「自分を正当に評価し、認めるための方法とワーク」実践項目とその解説を一部引用)

 

これらのメソッドは、日々の努力がなかなか積みかさらなかったり、周りからの評価が伴わなかったりしている場合にも有効なようです。その一因は低いセルフイメージが現実に反映されてしまうためだといいます。自分自身にたいしていままで不当に低く判定してしていた評価を、正当な評価にあらためます。それによって、日々の努力が積み重ならなかったり、周りからの評価がなかなか伴わないといった状況が改善されるそうです。

 

自我復元の話に戻りますと、復元自体は進んでいるようですが、振り返ってみると「自分をねぎらう」ということがあまりできていない感じがします。「努力がなかなか積み重ならなかったり」「周りの評価がともなわなかったり」というのはいま現在も実感としてあるので、こちらのメソッドで述べられた「潜在意識と顕在意識のズレの解消」は、わたしにとって今後重点的にとりくむ課題のひとつになりそうです。

 

SEA FOREST『潜在意識を書きかえる具体的な方法と仕組み: 過去~現在の感情解放編』( 2020 年 Kindle 版 入手不可)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0842SJ47K/

 

【Self Administered EMDR

 

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)は、 PTSD心的外傷後ストレス障害)にたいする心理療法のひとつです。セラピストが左右、上下へ指をすばやく動かすので、クライアントはその指の動きを目で追っていきます。その結果、PTSD  (心的外傷後ストレス障害)の症状が改善されます。日本では、日本 EMDR 学会のトレーニングを受けた臨床心理士精神科医の皆さんが施術されていることが多いようです。

 

Self Administered EMDR は、セラピストの助けなしに自分自身で実践する EMDR です。 EMDR の効果を意図されて制作された動画を見ながら行います。もっとも単純化されたタイプの Self Administered EMDR 動画では、左右に動くしるしを目で追っていきます。基本的には、セラピストの指の動きを動画で「再現」しています。YouTube では、無料で利用できるたくさんの Self Administered EMDR の動画が共有されています。ただ単にセラピストの指の動きをまねるだけではなく、より高い効果が得られ、気軽にとりくめるように自由な発想による創意工夫が加えられているようです。通常の EMDR 治療は、認定されたセラピストの監督のもとで行うものなので、費用がとてもかかりますし、セラピストに予約を取らなければなりません。もしこちらの Self Administered EMDR が有効であるならば、経済的な理由や身近にセラピストが見つからないなどの理由で治療を受けることが難しい方にとっては大きな希望となります。

 

現状、専門分野においてはどのような評価がなされているのかいくらか未知であるこちらの Self Administered EMDR なのですが、実際に効果が得られさえすればよいものなので、わたしはさっそく Self Administered EMDR の動画を実際に試してみました。そして、その効果については非常に大きく有効性が高いと感じました。

 

おすすめの Self EMDR 動画

(注 動画を視聴する場合は、画面をできるだけ大きくして

あまり遠すぎない位置から見ることをおすすめします。)

 

"EMDR Self Administered with 528Hz Harmonics"

https://www.youtube.com/watch?v=DALbwI7m1vM

www.youtube.com

 

 

"EMDR, Extremely Effective Self Administered with Metronome" - © MindMeister

https://www.youtube.com/watch?v=eLAgmT_R8UA

www.youtube.com

 

どちらの動画も10分程度です。これらを2セット程度試すことで、トラウマが原因でありそうなもやもやや、胸の圧迫感などの不快感がゆるやかにおさまっていきます。必要な場合は、4~5セット程度、時間をかけてじっくりとりくむこともあります。(現在は、1本の動画の半分程度の時間で、だいぶ不快感が軽減します。)

 

下の “EMDR, Extremely Effective Self Administered with Metronome” は、上の動画のように左右に動くしるしを目を追っていくのではなく、メトロノームのような拍子を刻みながら、画面いっぱいに大きな横8の字「∞」を描く火の玉を目で追っていきます。これは、ちょうど以前実践していた「エムレム療法」の内容とほぼ同じものです。

 

この(E)の当時は、上の “EMDR Self Administered with 528Hz Harmonics” しか試していなかったのですが、後に下の “EMDR, Extremely Effective Self Administered with Metronome” の動画の方が自分にあっていると感じて、下の動画を主に利用するようになりました。下記に Self Administered EMDR のメリットとデメリットをまとめます。

 

メリット…効果がおおきい。費用がかからない。とても手軽で簡単であり、気軽にとりくめる。

デメリット…やりたいタイミングで実施できないことがある(どこにいてもできる訳ではない)。セラピストの監督がない。

 

いろいろなトラウマの対処方法を試してみて、 Self Administered EMDR は、わたしにとってもっとも効果の感じられる方法のひとつとなりました。現時点で、トラウマに対してとても効果が高いと感じたのはこちらの Self Administered EMDR ともうひとつあるのですが、そちらについては続きの記事で触れていきます。

 

【基本パターン(E)】

 

基本的に少なくとも1日1回実践する「世界平和の祈り」をふくむ流れを「基本パターン」としてまとめます。まず、日中はストップハンド・テクニックと世界平和の祈り×1を1セット行って、夕方から夜間にかけてはユースティルネスと世界平和の祈り×1を1セット実施しました。「世界平和の祈り」については、【「世界平和の祈り」による自我復元】で触れたとおりです。ユースティルネスについても、すでに解説していますので【ユースティルネス】を参照してください。毎日の基本的なとりくみの手順については、下の図5のとおりまとめています。

 

 

図5 基本パターン(E)

もう一方の「ストップハンド・テクニック」というのは、「ユースティルネス」と同じくフランク・キンズロー氏の『ユースティルネス』という本のなかで紹介されている、音声のナビゲーションに従いながら実践するメソッドです。具体的な内容については、自我復元とは直接的な関わりがあまりないので割愛しますが、「ユースティルネス」の短いバージョンととらえていただいてよいと思います(ただ、実践目的や手順は異なっています)。「ストップハンド・テクニック」は、「ユースティルネス」より時間はだいぶ短く、私の場合は25分くらいかけて実施します。

 

そのため、「ユースティルネス」を1時間近くかけて行うのがしんどいとき、時間があまりないときにこちらの「ストップハンド・テクニック」を代わりに実施していました。「ストップハンド・テクニック」について、もし関心があるようであればフランク・キンズロー氏の『ユースティルネス』を参照してください。

 

フランク・キンズロー著『ユースティルネス 何もしない静寂が、すべてを調和する!』(2015年,株式会社ナチュラルスピリット)

 

【自我率判定の経過を見る(E)】

 

(C)から(D)では、崩残式の伸びが減速したことは【自我率判定の経過を見る(D)】で述べましたが、(D)から(E)では、数値の伸びのペースを取り戻しているようです。これは、中断していたトラウマ対策を再開したことと、いくつかのトラウマ対処法を並行して行ったことが影響したのではないかと思います。

 

表2-6 自我率判定の記録(期間別)(C)~(E)




 

(F)

2021年1月26日~2021年2月25日

 

【トラウマ処理とその経過(F)】

 

トラウマの対処法であつかう項目が(E)の期間にくらべてさらにたくさん増えてきました。とりあえず、思いついた内容をかたっぱしから処理していきます。トラウマ解消のプロセスが進んでいくと、記憶自体は残っていますが、トラウマだと明確に認識していなかった、より深い層の記憶が表層に処理対象として現れてきます。Self Administered EMDR のほかに併用していた手法は、バタフライ・ハグ、EFTタッピング、それから「潜在意識との対話」(【潜在意識との対話】を参照)などです。

 

金井さんに宛てたメールで、当時の感覚について記したものがありますのでそちらを引用します。

 

トラウマに関しては、層のような構造になっていると本で読みました。表面の層のトラウマが処理できてくるとさらに下に埋もれた層のトラウマ記憶が顔を出してくるようです。これもトラウマや心の傷だったのだかと別の記憶に気が付きます。そうして、未処理だった記憶がたくさん顔を出してきます。感覚的には、もっともトラウマの影響がひどかった時期の1/3くらいには削れていると思いますが、まだまだいろいろ残っていそうです。以上のようなことから、思いついてメモをしておいたトラウマや心の傷をとりあえず目についたものは何でも処理していく感じにしています。そうすれば、いずれ数も絞れてくるだろうという予測で取り組んでいます。

2021年2月27日付け わたしから金井さんに宛てたメールより引用

 

【基本パターン(F)・(G)】

 

期間(F)と(G)の基本パターンを下の図6に示します。いままでとの違いは、「ストップハンド・テクニック」をあまりやらなくなってきた点だけです。期間(F)と(G)で「世界平和の祈り」とともに実践しているのは、「ユースティルネス」のみとなりました。実践頻度は、夕方から夜間のあいだに1日1セットが多いです。

図6 基本パターン(F)・(G)

 

基本パターン(F)・(G)の実践にともなう身体感覚の変化について述べます。(F)の2021年2月9日から身体につよいエネルギーのようなものを感じています。また、手や指先がビリビリしびれています。2月9日から2月27日頃までは、身体のつよいエネルギー感覚についての言及が続きます。手や指のビリビリ感については(G)の2021年3月7日におさまってきたとあります(実際は、まるっきりおさまった訳ではないようで、いま現在も継続しています)。また、3月2日および3月7日に「身体のエネルギーの流れがよくなっているようだ」と記していました。

 

【自我率判定の経過を見る(F)】

 

(F)の期間の判定で、月闇式の値は 100 %を達成したのですが、崩残式の値は  98.9 %です(表2-7参照)。崩残式の値は 100 %に到達していないので、状況の評価には十分でないと思っています。引き続き数値の変化をたどっていきます。ただ、こちらの崩残式 98.9 %の値が何ヶ月ものあいだ継続することになります。この 98.9 %でしばらくのあいだ数値は停滞し、これをどのように乗り越えるかわたしの課題となりました。

 

表2-7 自我率判定の記録(期間別)(E)~(F)

 

この判定結果には、一点疑問点はあります。月闇式は崩残式より範囲の広い霊的身体をあつかっているはずですが、崩残式がまだ 100 %に満たないのに月闇式が 100 %を満たしてしまっている点です。しかし、個人的にそれが障害になっているわけではないので特段気にかけてはいません。(今後、その理由が判明することがもしかしたらあるかもしれません。)

 


 

(G)

2021年2月26日~2021年3月25日まで

 

【トラウマ処理とその経過(G)】

 

この(G)の期間では、トラウマの対処法について Self Administered EMDR 、「潜在意識との対話」、バタフライ・ハグを活用しています。記録に残っているトラウマ項目を単純に数えてみたのですが、Self Administered EMDR では、(F)の期間の 52 項目にくらべて(G)の期間では3倍超の 173 項目に実施数が増えていました。「潜在意識との対話」では、(F)の期間の 30 項目にくらべて(G)の期間では2倍超の 70 項目に実施数が増えていました。

 

自我復元をはじめてからいままでの期間で、トラウマに対してはもっとも集中的に取り組んでいたのが、この(G)の期間でした。対トラウマの手法の実践によって、個々のトラウマ反応は薄くなりましたが、実生活の変化はそれほど感じてはいません。ただ、トラウマを軽くして身体のエネルギーの流れが以前よりよくなっている感覚はあります。

 

自我率判定申し込みの控え(送信内容確認メール)から一部引用します。

トラウマ処理の進捗については、十分に順調ではあるのですが(感覚的には 4/5 ~ 5/6 くらいできている感じ)、まだまだやるべきことがある感じですので、納得がいくまで行うつもりです。

トラウマ処理による日常の変化は、ほとんどない気がするのですが、ただエネルギーの流れがとてもよくなっているのは感じています。

2021年3月25日付け 自我率判定申し込みの控え(送信内容確認メール)より引用

 

【自我率判定の経過を見る(G)】

 

(G)の判定結果については、下の表2-8を参照してください。(G)の判定結果から、崩残式の数値は前回(F)の 98.9 %と変わらないように思われます。ただし、金井さんがキネシオロジーで細かな数値まで調べてくださいました(下の引用部分を参照してください)。前回とくらべて 1 / 2332 % 増加はしているらしいのですが、ほんとうに微細な値なので、わたしはここで崩残式の数値は停滞していると判断しました。

 

表2-8 自我率判定の記録(期間別)(F)~(G)

 

0.1%より下(0.09%以下)での極微な変化はあるようです。

具体的に数値でいつくふえたか?

キネシで取りやすいのが分母なので分数で調べます。

1/2332%=4.288164665523156e-4=0.0004288164665523156%増えています。

(2021年3月26日付け 金井さんの自我率判定メールより引用)

 

崩残式の自我率の値が、100 %の手前で停滞しているところまできました。しかし、ここで自我率判定はしばらくおやすみしています。その理由については詳しく述べず、これ以後は自我率判定の回数を極力減らしていると言及するにとどめます。

 

このあと、しばらくの期間をおいて新型コロナ・ウィルスのワクチンを接種することに決めました。ワクチンの接種前にいちど自我率の値を得ておこうと思い、2021年の8月にふたたび金井さんに自我率判定をお願いしています。ですので、(G)の自我率判定のあとのおよそ5ヶ月間には空白期間があります。

 


(H)に続く…

 

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